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精神医療のあり方 患者ら提言

ニュースから。
統合失調症やうつ病など精神疾患で病院を受診する人は、年間で300万人に上り、精神疾患はがんや心臓疾患と並ぶ国民病だとして、患者と家族、医師が精神医療のあり方などについて国への提言をまとめた。提言をまとめたのは、都立松沢病院・岡崎祐司院長を座長とする「こころの健康政策構想会議」。
(中略)
精神科の医療体制についても医師に看護師やカウンセラーも加えた「チーム医療」を進めることで薬に頼るのではなく、カウンセリングなども含めた総合的な支援に変えるべきだなどと提言している。


座長が勤めている都立松沢病院を調べてみたら精神科もあるようです。
だからこそ座長をしているのでしょうが、こういうところから薬以外も含めた総合的支援が提言されたことは嬉しく思います。
委員の名簿を見ると大勢の医療関係者が関わっているようですし、今回の提言がきちんと形になっていくことを期待したいです。

また臨床心理士側からも、日本臨床心理士会の副会長である津川律子氏や、同じく常任理事である奥村茉莉子氏が検討委員会に入っていました。
こうやって臨床心理士も入れているあたりに、「こころの健康政策構想会議」の懐の広さと本気さを感じます。

とにかく患者への支援を中心に話を進めていってもらいたいです。
それぞれの業界が利権を言い出すようだと不毛な議論になってしまいますから。
薬も使い方次第だし、カウンセリングもきちんと教育を受けたカウンセラーでないと逆に患者の利益に反します。
それに散歩やヨガなど運動療法が効果的な患者もいるでしょうし、治療後の社会復帰への支援も大切です。
そういう総合的な支援を受けられる体制ができていくことを望みます。

comment

Secret

No title

某所ではお世話になっております。
通りすがりですが。

厚労省の方針として、どうも「地域密着」とか「個人の則した」といったような方針を全体的に適用したいというような印象を受けておりまして、近年の精神科や老年科の医療に対する方針は、特にその影響を受けているようです。なんで、若干なんだかなぁと思うところがないわけでもないですが。
ただ、仰るように、流れとしては患者さんにはメリットのある(そして新しい人員を積極的に医療に取り入れることができるので、病院側も、負担軽減になる)良い流れできているな、と思っています。願わくばこのままの調子で進むといいんですが。

No title

確か,都立松沢病院は本邦ではじめて精神科を開設した立派な精神科専門病院の片鱗を見せていますね。あと,画期的な医療体制(医療教育がしっかりしていること)でも有名な医療機関でもありますね。一度是非,見学にでも出向いてみたい病院です。

>ナガレ さん

コメントありがとうございます。
win-winの関係というか、やはり患者さんのメリットで考えていったほうが多数の利益になると思っています。
この良い流れのままにが正しい方向に進んでいってもらいたいです。

>Kazu さん

そんな歴史がある病院だったんですね。
教えてもらいありがとうございます。
その歴史と影響力に期待したいところです。
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プロフィール

enju3946

Author:enju3946
 実学の視点からスピリチュアルを大切にしている臨床心理士。熊本市に在住ながら、仕事やドライブで熊本県を動きまわっています。これまでに児童養護施設、こども家庭支援センター、スクールカウンセラー、専門学校の非常勤講師、病院、若者サポートステーション、刑務所と、様々な職場で働いてきています。

 私にとって不毛な議論をするつもりはないので、スピリチュアルが苦手な方は価値観の一つとしてお読みください。
 私自身それを絶対化して人に強制するつもりはありません。

熊本代替療法研究会 会員

熊本県臨床心理士会 会員

心理系学会への入会は多数。

パソコン関係、カメラが趣味。

CLANNADは人生。

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