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信じる者は救われる? 肝移植で低死亡率 伊で調査

信仰心が与える影響についてです。
イタリア中部ピサの国立臨床生理学研究所の研究チームは13日までに、肝臓移植を受けた患者のうち、宗教を信じている人の死亡率は無宗教の人の3分の1との調査結果を発表した。

※元記事を見たい方はこちら。

記事では目的意識を持った生き方の他に、酒や肉類などを控える宗教的生活も影響しているのではと書いてありました。
後者なら物理的な部分での影響ということになりますが、やはり私としては前者に注目したいです。

実際他の研究でも、信仰心が健康に良い影響を与えることが認められています。
それだけ精神が身体に与える影響が大きいということです。

最近のホメオパシーの話題でも、ホメオパシーを擁護する人たちはこういう精神の影響力を知っていれば、また違った選択を出来たのかも知れません。
つまり効果は砂糖玉によるものではなく、プラセボからくるものだと。
しかし一度ハマり込んで、そこで時間やお金や労力を多大に使ってしまうと、認知的不協和のために簡単には抜け出せないでしょうが。

ちょっと話がずれましたが、私はスピリチュアルを真実として自分の中に受け入れていますが、この研究では実利的な観点からも宗教に有用性があるということを示しています。

熊本代替療法研究会8月定期勉強会のお知らせ

平日ですが、来週の火曜に熊本代替療法研究会の勉強会があります。
お時間がある方はぜひご参加下さい。

講師:長尾 和治先生(熊本代替療法研究会 会長)
演題:「授乳期乳腺炎の代替療法」
日時:平成22年8月31日(火)午後7時~午後8時30分
場所:熊本県民交流館パレア 会議室7

※勉強会は一般の方は参加費500円となりますのでご了承ください。

運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう

運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう。
(デール・カーネギー アメリカの作家)


人は生まれた時から既に他人と同じではありません。
性別、国籍、貧富の差など、一人として全く同じ条件だということはないのです。

そこで大切なのは人を羨んだり自分に足りないものを嘆くのではなく、今自分が持っているものを基点として前に進んでいく気概です。
今の自分は大したものは持っていないかも知れません。
しかしそれをどう活かしていくか、そして更に増やしていくにはどうしたら良いのか、それは今後の自分次第でどうにでもなるものです。

無いものねだりをしても何も得ることはできません。
人生で足りないものを数えている暇があれば、自分の使えそうな素材に注目しましょう。
そして、それをどのように使うことが効果的かに、頭を使っていきましょう。

全国パワースポット、若者激増で珍景・珍現象

ニュース記事から。
全国各地に散在する「パワースポット」と呼ばれる神社や山岳など自然の景勝地が、大勢の若者を引きつけている。

※元記事を見たい方はこちら。

私は“若者”に分類するにはもうはばかられる年齢ですが、パワースポット巡りはかなりしています。
まあカメラ趣味のためってことも大きいのですが。

でも場所によっては荘厳な雰囲気を感じたり、真摯な気持ちになったりします。
それを思い込みじゃないかと言われたら反論する根拠を持ちませんが、大切なのはきっかけです。
いわゆるスピリチュアルなものを現実逃避するのは好ましくありませんが、それによって思いを強くする、積極的になるのなら、スピリチュアルが自分に良い影響を与えていることになります。
もちろんそれは本当にスピリチュアルなものから力をもらっているのかも知れません。
ただ私のスタンスとしてはスピリチュアルの真偽よりも、それによっていか人生を前向きに生きるかに興味があります。

だから付き合い方さえ間違わなければ、若者のパワースポット巡りは良いことだと思っています。
自然を敬うことになりますし、それをきっかけに歴史に興味をもつ人もいるでしょうし。
それに神社仏閣では年配者がツアーで廻っているのを見かけますし、そこに若者が混じり始めたからといってそう変なことでもないでしょう。

できることなら一過性のブームとしてではなく、自分を深めるきっかけとしてパワースポット巡りが根付いてくれればと思います。

イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究

数日前のニュース。
故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。
(中略)
研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか――などを聞く。
藤井教授によると、口寄せを受ける自死遺族には、他の遺族とは異なる苦しみがある。自ら命を絶った理由を故人本人から聞けず、自殺を防げなかった自分を責め続けてしまう。
こうした苦しみは、話を聴いてくれるだけの通常のカウンセリングでは解決できないことも多い。
このような遺族に、イタコが呼び寄せた「故人」は決して恨み言を言わず、「世話になって本当に感謝している」などとお礼の気持ちを伝える。さらに「私のために毎朝線香を1本あげてください」など、簡単にできるお願いをする。

※元記事を見たい方はこちら。

つまり、“自発的に”イタコに訪れる自死遺族が対象なわけですね。
この時点で研究対象が偏っており、初めから結論ありきの研究のような気もします。

本文には研究結果から『カウンセリングや遺族同士のケアに生かせる部分を提案する』とも書いてありましたが、そもそも領域が違いすぎるのではないでしょうか。

また以下の文章はどうなのでしょう?

>イタコが呼び寄せた「故人」は決して恨み言を言わず、「世話になって本当に感謝している」などと
>お礼の気持ちを伝える。さらに「私のために毎朝線香を1本あげてください」など、
>簡単にできるお願いをする。

これってどのような遺族が来たとしても、決まり文句を言っているだけと白状しているようにも受け取れます。
もしイタコが呼び寄せた故人が皆同じことしか言わないのなら、あえてイタコに呼び寄せてもらう必要自体はないわけで。

私がしているイメージ療法では先立った人と再会したいと要望されることがあります。
その時には非常に個別的なやり取りが行なわれ、決まったメッセージが返ってくるわけではありません。
そしてクライアントと故人の間だからこそ理解できるやり取りを体験することで、こわばっていた感情が解放され、癒されていくのです。
その時に涙を流される方も多く、誘導しているこちらにも感動が伝わってきます。

ひるがえってこのニュース記事を読む限りでは、イタコが定型文で対応しているかのような印象を受けます。
もしかしたら実際は違うのかも知れませんが、コールドリーディングという可能性も捨て切れません。

また今回の研究で何かの結果が出たとしても、あくまで“自発的に”イタコを訪れた自死遺族に言えることです。
しかし情報が一人歩きして、『イタコに会えば癒される』とか、『霊能力者に会えば癒される』と、情報が改ざんされていくことも考えられます。
むしろ霊感商法は商魂たくましい人が多いですから、間違いなくこの情報は何らかの形で利用されてしまうでしょう。
それに“自発的に”が無視されて、本人は親切心のつもりで『イタコに会えば悲しみが癒えるらしいよ』と助言してしまう人も出てくるかも知れません。

研究者にはぜひともこのようなリスクも考慮の上で、研究をしていってもらいたいと思います。
時計
プロフィール

enju3946

Author:enju3946
 実学の視点からスピリチュアルを大切にしている臨床心理士。熊本市に在住ながら、仕事やドライブで熊本県を動きまわっています。これまでに児童養護施設、こども家庭支援センター、スクールカウンセラー、専門学校の非常勤講師、病院、若者サポートステーション、刑務所と、様々な職場で働いてきています。

 私にとって不毛な議論をするつもりはないので、スピリチュアルが苦手な方は価値観の一つとしてお読みください。
 私自身それを絶対化して人に強制するつもりはありません。

熊本代替療法研究会 会員

熊本県臨床心理士会 会員

心理系学会への入会は多数。

パソコン関係、カメラが趣味。

CLANNADは人生。

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