真理は常に諸刃の剣です。
真理は人を切ります。
しかし、切り、癒し、裂くほどに、
日々の問題に対応する力をつなぎます。
(リーディング番号:1402-2)『神の探求〈1〉』P204
『良薬口に苦し』と言いますが、人の成長は喜びや楽しみに満ち溢れたものではありません。
むしろその逆で、苦しみ、辛さ、悲しみ、失敗という事が人を成長させるということは多々あります。
自分の殻を破る時に痛みはつきものですが、それは一種の成長痛です。
それは自分の過ち、至らなさを認めることですので自尊心の強い人には負担でしょう。
しかし成長とは過去の自分を否定する事であり、それができなければ幼児並みの非現実的な万能感という牢獄につながれたままになります。
真理が人を切るとは、このように成長のためには痛みが必要なことを示しています。
ですから切られることを恐れることはありません。
切られたところから、新しい自分が出てくることができるのですから。
theme : スピリチュアル
genre : 心と身体