今日は飾り馬が特徴的な祭り、藤崎八旛宮秋季例大祭でした。
略して藤崎大祭とか、ただ例大祭と言ったりもしています。
私自身はこれまでに一度しか参加した事がないのですが、今年は久々に見学に行き、お馬さんを中心にビデオ撮影。
ただこの祭、色々と批判も出ています。
まず馬を囃し立て、故意に暴れさせる団体もありました。
祭の本質は神事のはずですし、どの団体も「奉納」と書かれたのぼり旗を持っている人がいます。
それなのに無意味に馬を煽り、虐待ともいえる行為はとても神事を行なっているという精神が感じられません。
また実際、飾り馬との事故でよく怪我人が出ています。
今年も二人、骨折などがいたとニュースでやっていました。
この事故が上記の虐待と関係しているかは分かりませんが、今の祭の形態に事故の誘発要因があるのは確かです。
昔は飾り馬に酒を飲ませるなどしていたそうですし、神事と宴会での馬鹿騒ぎの区別がついていないのでしょう。
参加者を見ても酒を飲みながら歩いている人がいましたし、やはりただ騒げればいいという参加者も少なからずいそうでした。
この藤崎八旛宮秋季例大祭は熊本の大々的な祭ですが、このような理由から嫌いだという人もけっこういます。
参加者の全員がそうだとは言いませんが、神事という本質を忘れて騒ぐだけの形骸化した祭になっていると、そういう印象を持ちました。
正直、この祭は熊本のイメージダウンになっているようにさえ思えます。