5月9日付けで日本臨床心理士養成大学院協議会(臨大協)より、現在進行中の心理職の国家資格案に否定的見解が出されました。
「当会理事会において全員一致で反対する決議が採択」されたものだそうです。
反対声明臨大協の見解しかしそれについて5月21日付けで、日本臨床心理士会(日臨会)の資格法制化専門委員会が「意見書」を出しました。
まだ半月ほどしか経っていませんから、なかなか素早い反応ではないでしょうか。
資格法制化専門委員会からの「意見書」詳しい内容はロテ職人さんのブログで取り上げられています。
・臨大協見解に対する日本臨床心理士会資格法制化専門委員会からの「意見書」が出されたよ私の個人的意見としても、今回の意見書で臨大協の見解の疑問点にほぼ答えているように思えます。
とりあえず臨大協が3団体の認識を間違っていたのは、かなり酷過ぎると言わざるを得ません。
国家資格化の情報では毎回といっていいくらいこの3団体の名前が出てきていたはずなのに、臨大協の理事会で誰一人としてそれに気づかなかったのでしょうか?
でもそれだとあまりにも現実離れし過ぎています。
むしろこの3団体の間違いを気づいても、それを指摘できない(うんざりして指摘したくもない)ような雰囲気が臨大協の理事会にあったのではないかと勘ぐりたくなります。
あるいは臨大協の見解自体が現行案に反対する人たちへのガス抜きに仕組まれた、壮大な釣りなんでしょうかね??
だとしたら「さすが心理の専門家集団!」というところですが。
ただこういう臨床心理士同士での意見の相違は好ましいものではありませんが、でも意見を言えないよりは言えたほうが良いですよね。
今回のやりとりで私は新資格についての理解が深まりましたし、他にもそういう人がいるのではと思います。
「雨降って地固まる」とも言いますから、疑問点はどんどん出していくことでより良い資格になっていってもらいたいと思います。
とりあえず臨大協から新たな見解が出るのかが気になるところです。