ニュースから。
自称霊能師で「ロマゾフィー協会」代表の平岩浩二(49)、妻司(36)両容疑者が元弟子の女性を棒で殴ったとして、傷害容疑で逮捕された事件で、2人が警視庁の調べに「霊視などは全部でたらめだった」と供述していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。 |
こういうのは騙すほうが悪いのは当然ですが、騙されるほうにも何らかの要因があるように思えます。
出典は忘れましたが何かの本に、『人は騙されやすい存在であり、“なぜ騙されるのか”ではなく、“なぜ騙されないのか”を考えるほうが有益だ』と書いてありました。
最近
TVドラマの『トリック』のDVDをレンタルして見ていたのですが、その中では人を騙す様々な手口が紹介されます。
これらの手口を予備知識なくすぐに見破れる人など、ほとんどいないのではないでしょうか。
人は基本的に騙されやすいという観点から出発して、どのようにして騙されないようになるかを検討することが大切だと思っています。
そのためにも情報リテラシーの能力を高め、科学的思考ができるような教育を国の施策として導入できないものでしょうか。
個人的にはホメオパシーのことなどを授業の合間に触れるようにしていますが、受験が終われば忘れてしまう知識よりも、こういう騙されない知恵を身に付けるほうがよっぽど役立つと思っています。
一度信奉者になってしまうとなかなか抜けだせませんから、そうなる前に予防できるのが効率的です。