何とも痛ましいです。
仙台市青葉区のアパートで、住人の男性(24)が首をつって死亡し、その模様を男性自身がインターネットの動画サイトで生中継していたことがわかった。 |
※元記事を見たい方はこちら。劇場型の自殺ということになるのかも知れませんが、この男性は世を騒がせたかったわけではないと思います。
ただただ苦しくて、どうしようもなくて、でも何かを期待しての動画配信だったのではないでしょうか。
それは不合理な選択だったかも知れませんが、人は常に正しい判断ができるわけではありません。
ましてや休職中で追い詰められていたようですから、藁をもすがる思いだったのでしょう。
過ぎてしまった生死は元には戻りません。
ご冥福を祈るばかりです。
ところで日本の自殺者は毎年3万人以上になっています。
毎日数十人が自殺している計算です。
また行方不明者が年間で約10万人、行旅死亡人も年間で3万人ほどだそうですから、実際に孤独な死を迎えている人はもっと多いはずです。
今回はたまたま動画を生中継していたことで注目されましたが、話題にならないところでも多くの命が散っていっています。
過ぎてしまったことはどうしようもありませんが、これ以上悲しみを増やさない世の中になってもらいたいものです。
それが理論上不可能だとは思いません。
ただ、地球上の人類の総意として、それを望むかどうかです。