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ニートなどで悩む母親へ わが子自立支援の会「結」

ニュースから。
NPO法人「育て上げ」ネット(東京都立川市)が十月から、ひきこもりやニートなど、子どもが社会的な孤立状態になっていることで悩む母親たちを第三者の立場から支援するための会「結(ゆい)」を川崎市に立ち上げる。
(中略)
「結」は一カ月ごとに「育て上げ」ネットの専門のスタッフが個別相談を受け付け、相談者や子どもの変化を見守る。
(中略)
入会には登録費一万円と月会費一万円が必要。十月一日のセミナーの後半で、無料説明会と相談会について案内するという。

んー、ちょっとつっこみを。
個別相談を受けるという「専門のスタッフ」とは、どの程度の専門性があるのでしょう?
こういう時の「専門」って都合の良い言葉ですよね。
どういう資格を持っているとか経験があるとかは有耶無耶にして、なんとなくその道のプロって印象を与えますから。

単に自分の家族にひきこもりがいたという経験くらいで専門を名乗っているのなら、やってくる相談者が可哀想にも思えます。
数ヶ月程度の研修だったとしたらそれこそ論外です。
臨床心理の分野は修士修了ですら本来は物足りないと言われるくらいですから。

あと登録費と月会費が一万というのも違和感が。
どういう活動をするのか分からないので安易な物言いはできませんが、無料で相談を受け付ける場所もあります。
私がカウンセリングをしている若者サポートステーションもそうですし、精神保健福祉センターでは自助グループなどもしているはず。
そしてそういうところのスタッフは確かに専門家です。
それらの機関と住み分けができないのなら、ただ情報弱者を食い物にして金を搾取していくことになります。
ただでさえ家族に引きこもりがいると経済的に苦しくなりがちなのに、そこから更に搾り取ろうというのなら悪質ともいえます。

まあ、その金額に見合う活動をしているのかどうかは、ニュースの情報だけでは分かりませんけど。
私のこの思いが杞憂になればいいのですが。

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プロフィール

enju3946

Author:enju3946
 実学の視点からスピリチュアルを大切にしている臨床心理士。熊本市に在住ながら、仕事やドライブで熊本県を動きまわっています。これまでに児童養護施設、こども家庭支援センター、スクールカウンセラー、専門学校の非常勤講師、病院、若者サポートステーション、刑務所と、様々な職場で働いてきています。

 私にとって不毛な議論をするつもりはないので、スピリチュアルが苦手な方は価値観の一つとしてお読みください。
 私自身それを絶対化して人に強制するつもりはありません。

熊本代替療法研究会 会員

熊本県臨床心理士会 会員

心理系学会への入会は多数。

パソコン関係、カメラが趣味。

CLANNADは人生。

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