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「うつ」「ひきこもり」に対策法 総務相が制定提言

具体策が気になるところです。
原口一博総務相は5日の自殺総合対策会議で、うつ基本法とひきもこり基本法の制定に向けて検討を始めるべきだと提案した。


長期的に見ればうつには薬物療法よりも心理療法のほうが有効だという研究結果があります。
(実際にはどちらかということではなく、うまく併用することが一番良いんでしょうが。)

うつにしろひきこもりにしろ、その人の考え方、価値観の影響は大きいものがあります。
論理療法ではそれを不合理な信念(イラショナル・ビリーフ)なんて呼んだりしますが、それはやっぱり薬で治るものではなくて、カウンセリングの中で自分を振り返って検証していくしかありません。
それを自分では出来なくて、周りにもしてくれる人的資源がないから、うつなりひきこもりなりになってしまうんでしょうから。

「人間関係で傷付いたことは、人間関係の中でしか癒せない」と言います。
またそれをやろうとすれば情熱だけではダメで、確かな専門性がなければ余計に傷を広げることにもなりかねません。

対策にこの視点がなければ無意味な法案にしかなりませんから、ぜひ何が有効かを見極めた上で、効果的な対策を立ててもらいたいと思います。

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No title

昨日、高校時代の友人と8年ぶりに会いました。
お酒を飲みながら、様々な四方山話で盛り上がりました。

その、友人は地元の製薬会社のプロパー=MRなんですが、
薬のプロと、心理のど素人の僕でおおいに盛り上がったのが
まさに、薬の物理的な効果と心のケアはどちらも併用することが
大切なのだと。
どちらかに偏るのではなく両面からフォローすることによって
相乗効果が大きく影響するのではないかと。

びっくりしました。
これも「シンクロニシティー」なんでしょうかwww

>かいわれ さん

おお、シンクロしましたか!?
カウンセラーはカウンセリングをしたいわけではなく、薬剤師も薬を飲ませたいわけじゃないですよね。
一番大切なのは相手に最適な援助をしていく事で、もし自分の技法や領域にこだわるようなら、私はプロと呼べないと思っています。
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プロフィール

enju3946

Author:enju3946
 実学の視点からスピリチュアルを大切にしている臨床心理士。熊本市に在住ながら、仕事やドライブで熊本県を動きまわっています。これまでに児童養護施設、こども家庭支援センター、スクールカウンセラー、専門学校の非常勤講師、病院、若者サポートステーション、刑務所と、様々な職場で働いてきています。

 私にとって不毛な議論をするつもりはないので、スピリチュアルが苦手な方は価値観の一つとしてお読みください。
 私自身それを絶対化して人に強制するつもりはありません。

熊本代替療法研究会 会員

熊本県臨床心理士会 会員

心理系学会への入会は多数。

パソコン関係、カメラが趣味。

CLANNADは人生。

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