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戦国時代の大名であった、後北条家の重臣会議のことです。
たくさんの知恵を出しあって話し合う事は、民主主義の基本でもあり、この制度のおかげで後北条家に裏切りは皆無に近かったと考えられています。
しかし、民主主義は衆愚政治と堕することもあります。
実際この小田原評定も今では、「長時間話しあっても結論が出ない」という好ましくないニュアンスで用いられる言葉になっています。
民主制か独裁制ではなく、バランスが大切という事です。
日常を振り返っても、人の助言を全く聞かなければ失敗する可能性が高まります。
しかし人の意見ばかりを聞いていても、人によって言うことが違ったりしますし、自らの責任で判断するという事ができなくなります。
孔子は60歳で理想とする態度を“耳順”としましたが、それと同時に自分の事は自分の責任において決断する覚悟、その両方を持ち合わせているようにしたいものです。