フロー理論とはアメリカの心理学者
チクセントミハイが提唱した理論です。
このフロー理論で言われている状態では、行動の原理が内発的報酬、つまり名誉や金銭などに関係なく“やりたいからやる”ことが最大の目的になります。理屈抜きにやりたいという動機です。
その上で以下のような特徴もあります。
1.行為に集中、没頭している
2.浮き浮きした高揚感
3.雑念がほとんどわかない
4.時間間隔の喪失
5.自分自身の感覚を喪失している
6.その場を支配している感覚。自分が有能である感覚
7.周囲の環境との調和感、一体感またこのフロー状態になると、シンクロニシティが起こりやすいそうです。
「フローに浸されていると、偶然が次々におこり、出来事が収まるべきところに収まり、障害が消え去る。人生は無意味な戦いではなくなり、納得のいく目的と秩序の感覚に満たされる。フローは人生を変える莫大な力を秘めている。というのも、躍動的なエネルギーに満ち、人生にまちがいなく喜びと活気をもたらしてくれるからだ」『パワー・オブ・フロー ―幸運の流れをつかむ新しい哲学―』これを日本で積極的に紹介している
天外伺朗氏は、
フローを経験した人にはすぐにピンとくるが、そうでない人にはオカルトのようにも思われてしまうと書いています。
まだこれが万人に納得できるほど、世の中のコモンセンスは成熟していないのでしょう。
ちなみに
天外伺朗氏は、
チームがフロー状態に入れない要因を次のように挙げています。
1.船頭が多すぎる場合
2.政治問題でプロジェクトの方向が左右される場合
3.上司が細かいことに口をはさむ場合
4.チーム内に何となく不明瞭な雰囲気がある場合(たとえば、言いたいことが言えない、とか、親分子分の人間関係が支配的だったりする場合)
5.プロジェクトの目標に問題がある場合
6.チームを構成する人材に問題がある場合
7.チームの中に感情のもつれがある場合集団のリーダーとしての立場にある人には、特に気をつけてもらいたい点です。
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