他を癒すことは自分を癒すこと。
(リーディング番号:281-18)『エドガー・ケイシー文庫031 知恵の宝庫—エドガー・ケイシー名言集』 P170
いわゆるメシア願望とは区別しなければなりません。
メシア願望では自分の問題を棚にあげ、人助けをして感謝されることで虚栄心を満たします。
自分の問題を否認し続ける限り、自分の癒しには繋がりません。
ここで言う「他を癒すことは自分を癒すこと」は、仏教での忘己利他に相当する意味になります。
自らを忘れ他者に尽くす事が、結果的には自分を癒し、成長させ、より高い次元に自分を引き上げてくれます。
ただし何事もバランスが必要ですから、この段階を過ぎたら自分を振り返り、また自分の問題に取り組むことが必要です。
他者と自分、どちらが優先とも言えません。
どちらを優先すべきかはその人がいる段階次第ですから。
ただし、全てにおいて執着は良い結果を招きません。
自分が今している事が心から湧いてきた思いに突き動かされたものなのか、あるいは何らかの結果や報酬などに執着したものなのか。
同じように見える行動だとしても、どちらに基づくかによって多いな違いが生じてきます。