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私のところには昨日届きましたが、地域によっては3日ほど前に届いていたようです(土日を挟んだためでしょうか?)。
今回は国家資格化について様々な立場からの寄稿が載せられていますが、日本臨床心理士会の方向性に疑念を持っている意見が多かった印象でした。
ちなみに今回届いたのは、日本臨床心理士資格認定協会が発行している「臨床心理士報(以下、士報)」、また日本臨床心理士会が発行しているのは「日本臨床心理士会雑誌(以下、会誌)」です。
少し前に届いた会誌には、
「国資格となれば、多くの外部関係者との意見調整が必要です」
とありましたが、士報の雰囲気からすると、外部関係者と言う前に内部関係者との意見調整が必要に感じました。
士報には「もっと情報公開を」と述べている寄稿がありましたが、私もそう思います。
たとえば会誌には資格の名称が臨床心理士となっていない事について、
「今回の流れの中で、それを表立って表明することは、進展している国家資格の動きから即、外れることを意味する」
とありました。
これを見たとき、なぜ今の動きの中で即外れることを意味するのか、誰がどのような理由で臨床心理士という名称にする事に反対しているのか、などが伝わってきませんでした。
非常にデリケートな問題なので書けないこともあるのかも知れませんが、公共性のある資格を目的としている以上、臨床心理士のみならず国民に対しても情報公開をしていくことが必要だと思います
オープンな議論をしていってこそ、世論の後押しが形成されるのでしょうから。
私はグループに興味があってエンカウンターグループやワールドワークに触れてきたので、余計にオープンに話し合う事の大切さが身にしみています。
国家資格化はただ出来れば良いのではなく、その中身が重要なのは言うまでもない事です。
だからこそ繰り返しになりますが、情報公開をする事によって活発に議論がされ、その結果が反映されるようなシステムにしてもらいたいと思います。
国家資格についてここまで話が進んでいるのは、関係者の方々のご尽力があってこそだと思います。
それが裏目に出ぬよう、数十年後にも磐石な資格制度ができることを望みます。