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熊本代替療法研究会 2010年8月勉強会

今回は当会の会長である長尾和治先生に、「授乳期乳腺炎の代替療法」について話していただきました。
内容が専門的だったので参加者も医療従事者が多かったようですが、そのぶんレベルの高いやり取りが交わされていました。

ホメオパシー否定、広がる波紋=代替医療への影響も懸念

ホメオパシーに関するニュース。
科学者の代表集団である日本学術会議が民間療法「ホメオパシー」を全面否定する会長談話を出したことに、波紋が広がっている。日本医師会など9団体が相次いで賛同する一方、政府が推進を検討している代替医療全体への影響も懸念される。

※元記事を見たい方はこちら。

まあ他のニュースやブログでも既出で、目新しい記事ではないんですけど。

ちなみにホメオパシーに否定的な見解を出したのは、日本学術会議の他に私が把握しているだけで、
日本医師会・日本医学会
日本獣医師会・日本獣医学会
日本薬剤師会・日本薬理学会
日本歯科医師会・日本歯科医学会
日本助産師会
国際統合医学会
の10団体。

あとmixiでピュアリーさんが「ホメオパシー信者がよく使うレトリックとそれに対する批判方法まとめ」を書いていました。
ホメオパシーの信奉者には何を言っても無意味でしょうが、どんなものかと疑問に思っている段階なら、このようなまとめを広めていくことに意味があると思います。

また日本ホメオパシー医学会では、ホメオパシーに賛同する署名運動をはじめています。
同時に理事長である帯津良一医師が見解を出していますが、私としては納得のいかない内容です。

帯津良一医師によると、ホメオパシーは『ぬくもりのある医療』をするための最右翼だそうです。
しかし私の専門である心理臨床では、ホメオパシーどころか診察も投薬も指一本触れなくても、クライアントとラポール(信頼関係)を形成していきます。
ホメオパシーなどの代替療法が『ぬくもりのある医療』に必要というのは、私に言わせれば甘えや言い訳にしか聞こえません。

それに『論より証拠』ですから、やるべきことは2005年8月号のランセットに掲載された論文や、イギリス議会が出した報告書以上の検証力をもって、ホメオパシーの有効性を証明することです。
まあ私は有効性があるとは思っていませんが。

ホメオパシーの効果を有耶無耶にしたままで何をしようとも、説得力のあるものにはなりません。

信じる者は救われる? 肝移植で低死亡率 伊で調査

信仰心が与える影響についてです。
イタリア中部ピサの国立臨床生理学研究所の研究チームは13日までに、肝臓移植を受けた患者のうち、宗教を信じている人の死亡率は無宗教の人の3分の1との調査結果を発表した。

※元記事を見たい方はこちら。

記事では目的意識を持った生き方の他に、酒や肉類などを控える宗教的生活も影響しているのではと書いてありました。
後者なら物理的な部分での影響ということになりますが、やはり私としては前者に注目したいです。

実際他の研究でも、信仰心が健康に良い影響を与えることが認められています。
それだけ精神が身体に与える影響が大きいということです。

最近のホメオパシーの話題でも、ホメオパシーを擁護する人たちはこういう精神の影響力を知っていれば、また違った選択を出来たのかも知れません。
つまり効果は砂糖玉によるものではなく、プラセボからくるものだと。
しかし一度ハマり込んで、そこで時間やお金や労力を多大に使ってしまうと、認知的不協和のために簡単には抜け出せないでしょうが。

ちょっと話がずれましたが、私はスピリチュアルを真実として自分の中に受け入れていますが、この研究では実利的な観点からも宗教に有用性があるということを示しています。

熊本代替療法研究会8月定期勉強会のお知らせ

平日ですが、来週の火曜に熊本代替療法研究会の勉強会があります。
お時間がある方はぜひご参加下さい。

講師:長尾 和治先生(熊本代替療法研究会 会長)
演題:「授乳期乳腺炎の代替療法」
日時:平成22年8月31日(火)午後7時~午後8時30分
場所:熊本県民交流館パレア 会議室7

※勉強会は一般の方は参加費500円となりますのでご了承ください。

ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話

昨日は日本学術会議の金澤一郎会長が、ホメオパシーについての談話を出されました。
日本学術会議の会長ともなれば、日本の学者の代表ともいえる存在です。
そんな立場の人が出した談話ですから、Yahooのトップページにもこのニュースが表示され、mixiニュースでも『注目のピックアップ』に載りました。

また今日は日本獣医師会、日本薬理学会がそれぞれ上記の談話に賛同を表明しています。
加えてこれも今日、日本医師会と日本医学会が共同で記者会見し、ホメオパシーをはっきり否定した見解を発表しています。

もうこれでもかっていうくらい畳み掛けている感じですね。

まあ、ホメオパシーの信奉者にとっては、政府とか製薬会社の陰謀になってしまうんでしょうけど。
でもホメオパシーの団体を調べれば砂糖玉を数千円~数万円で売っているのだから、どちらがあくどい商売をしているのか、分からないでもないでしょうに。

ちなみにうちでとっている熊本日日新聞では、朝刊にはなく夕刊でけっこう大きな見出しで扱われていました。
(画像をクリックすると拡大表示されます)
20100825_3.jpg



日本学術会議の談話も以下に掲載します。

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運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう

運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう。
(デール・カーネギー アメリカの作家)


人は生まれた時から既に他人と同じではありません。
性別、国籍、貧富の差など、一人として全く同じ条件だということはないのです。

そこで大切なのは人を羨んだり自分に足りないものを嘆くのではなく、今自分が持っているものを基点として前に進んでいく気概です。
今の自分は大したものは持っていないかも知れません。
しかしそれをどう活かしていくか、そして更に増やしていくにはどうしたら良いのか、それは今後の自分次第でどうにでもなるものです。

無いものねだりをしても何も得ることはできません。
人生で足りないものを数えている暇があれば、自分の使えそうな素材に注目しましょう。
そして、それをどのように使うことが効果的かに、頭を使っていきましょう。

全国パワースポット、若者激増で珍景・珍現象

ニュース記事から。
全国各地に散在する「パワースポット」と呼ばれる神社や山岳など自然の景勝地が、大勢の若者を引きつけている。

※元記事を見たい方はこちら。

私は“若者”に分類するにはもうはばかられる年齢ですが、パワースポット巡りはかなりしています。
まあカメラ趣味のためってことも大きいのですが。

でも場所によっては荘厳な雰囲気を感じたり、真摯な気持ちになったりします。
それを思い込みじゃないかと言われたら反論する根拠を持ちませんが、大切なのはきっかけです。
いわゆるスピリチュアルなものを現実逃避するのは好ましくありませんが、それによって思いを強くする、積極的になるのなら、スピリチュアルが自分に良い影響を与えていることになります。
もちろんそれは本当にスピリチュアルなものから力をもらっているのかも知れません。
ただ私のスタンスとしてはスピリチュアルの真偽よりも、それによっていか人生を前向きに生きるかに興味があります。

だから付き合い方さえ間違わなければ、若者のパワースポット巡りは良いことだと思っています。
自然を敬うことになりますし、それをきっかけに歴史に興味をもつ人もいるでしょうし。
それに神社仏閣では年配者がツアーで廻っているのを見かけますし、そこに若者が混じり始めたからといってそう変なことでもないでしょう。

できることなら一過性のブームとしてではなく、自分を深めるきっかけとしてパワースポット巡りが根付いてくれればと思います。

イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究

数日前のニュース。
故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。
(中略)
研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか――などを聞く。
藤井教授によると、口寄せを受ける自死遺族には、他の遺族とは異なる苦しみがある。自ら命を絶った理由を故人本人から聞けず、自殺を防げなかった自分を責め続けてしまう。
こうした苦しみは、話を聴いてくれるだけの通常のカウンセリングでは解決できないことも多い。
このような遺族に、イタコが呼び寄せた「故人」は決して恨み言を言わず、「世話になって本当に感謝している」などとお礼の気持ちを伝える。さらに「私のために毎朝線香を1本あげてください」など、簡単にできるお願いをする。

※元記事を見たい方はこちら。

つまり、“自発的に”イタコに訪れる自死遺族が対象なわけですね。
この時点で研究対象が偏っており、初めから結論ありきの研究のような気もします。

本文には研究結果から『カウンセリングや遺族同士のケアに生かせる部分を提案する』とも書いてありましたが、そもそも領域が違いすぎるのではないでしょうか。

また以下の文章はどうなのでしょう?

>イタコが呼び寄せた「故人」は決して恨み言を言わず、「世話になって本当に感謝している」などと
>お礼の気持ちを伝える。さらに「私のために毎朝線香を1本あげてください」など、
>簡単にできるお願いをする。

これってどのような遺族が来たとしても、決まり文句を言っているだけと白状しているようにも受け取れます。
もしイタコが呼び寄せた故人が皆同じことしか言わないのなら、あえてイタコに呼び寄せてもらう必要自体はないわけで。

私がしているイメージ療法では先立った人と再会したいと要望されることがあります。
その時には非常に個別的なやり取りが行なわれ、決まったメッセージが返ってくるわけではありません。
そしてクライアントと故人の間だからこそ理解できるやり取りを体験することで、こわばっていた感情が解放され、癒されていくのです。
その時に涙を流される方も多く、誘導しているこちらにも感動が伝わってきます。

ひるがえってこのニュース記事を読む限りでは、イタコが定型文で対応しているかのような印象を受けます。
もしかしたら実際は違うのかも知れませんが、コールドリーディングという可能性も捨て切れません。

また今回の研究で何かの結果が出たとしても、あくまで“自発的に”イタコを訪れた自死遺族に言えることです。
しかし情報が一人歩きして、『イタコに会えば癒される』とか、『霊能力者に会えば癒される』と、情報が改ざんされていくことも考えられます。
むしろ霊感商法は商魂たくましい人が多いですから、間違いなくこの情報は何らかの形で利用されてしまうでしょう。
それに“自発的に”が無視されて、本人は親切心のつもりで『イタコに会えば悲しみが癒えるらしいよ』と助言してしまう人も出てくるかも知れません。

研究者にはぜひともこのようなリスクも考慮の上で、研究をしていってもらいたいと思います。

「あかつき」問題を憂慮する会

ホメオパシーの資格者(ホメオパス)の無責任な言葉により医療機関への受診を拒否し、失意のうちに死亡してしまった女性がおられます。
この方は離婚してから一人で小学生になる子どもを育てており、その子を残して先立ってしまう無念はどれほどのものだったでしょうか。

そのあらましがネット上に公開されています。

「あかつき」問題を憂慮する会
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/

また以下にPDFで公開されていた文章を引用しておきます。

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子ども時代の自然体験、年収・学歴にまで影響?

ちょっと前のニュースですが。
独立行政法人国立青少年教育振興機構の調査によると、子どものころに自然体験などさまざまな体験を積んだ者ほど、学歴や年収が高いということが明らかになりました。
(中略)
学校をとおして実施された青少年調査(小5~高2)の結果を見ると、「意欲・関心」が高いと見られる子どもたちのうち、小学校低学年のころに友達とよく遊 んだ子どもは37.8%、あまり遊ばなかった子どもは18.4%で、自然、友達、地域の大人たちなどと触れ合った体験が多い者ほど、「意欲・関心」「自尊感情」「人間関係能力」などが高い、ということが判明しました。将来はともかく、小さいうちからさまざまな体験を積ませることが、子どもたちの成長にプラスになることは、間違いないようです。

※元記事を見たい方はこちら。

こういう感覚としてはそうだろうなと思うことでも、きちんと調査して確認することに研究の意義があります。
やっぱりゲームばかりするのは良くないということですね。

本文にもありましたが、子どもに様々な体験をさせることができる家庭というのは元々高収入で、それが子どもにも反映されているだけだという考察もできます。
しかし青少年調査に表れているように、人生経験の多寡は子供時代から成長の差になってくるようです。

私も一人の親として、この調査結果を自分の子育てに反映していかないとと思っています。

成功する人は「運の捉え方」に共通点があった!?

興味深い記事がありました。
運自体は科学的に実証できるものではありませんが、主観的な『運の捉え方』の違いによって、物事の決断や考え方に変化が生まれるのは事実です。
(中略)
「自分は運が強い」と信じて成功した人は、同時に努力を重視する傾向があることもわかっています。彼らは最大限の努力をした結果として、自分に運が向いてきた…と考えるのでしょう

※元記事を見たい方はこちら。

まさに『心は創造主』ですね。
自分は運がよいと思っていたら、努力もやりがいがあるものです。
運がいいのだから、努力すればするほど成功することが期待できるのですから。

ではどうしたら運がよいと思えるのでしょうか。
それはやはり、自分から何らかの働きかけをしていくことです。
ただ待つのではなく、自分で運を引き寄せる行動をしていくことが、確信力を強めて自信が強化されていきます。

当たり前のことですが、お守りやパワーストーンが幸運をもたらすのではありません。
それらで運気がよくなったとしても、最終的にそれを掴みとるかは自分次第です。
自分は運がいいと思っていれば、そのための勇気も出やすいというものです。

水戸黄門の歌に「人生楽ありゃ苦もあるさ」とありますが、もっとポジティブに、運命を味方につけて、「人生楽ばかり!」でも良いのです

長さの比較

なんだか見ていると賢くなれそうな動画。


ニュース記事から見つけたんだけど、こういうものを作ろうという発想がすごい。
音楽もイイ感じで、ミクロからマクロまで、壮大な世界の在り方を感じさせられました。

ビタミンK2投与に関する日本助産師会の見解

ちょっとくどいかも知れませんが、自分の備忘録にまたホメオパシー関連。
日本助産師会が「ビタミンK2投与に関する日本助産師会の見解」をHPに掲載しています。

長くなるので画面を分けます。
↓↓

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代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む

また朝日新聞の記事から。
代替療法ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。
(中略)
ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえる。これが患者を病院から遠ざけているとの指摘がある。

※元記事を見たい方はこちら。

これで記事としては3つ目でしょうか。
朝日新聞はホメオパシーについて、かなり力を入れていることが感じられます。

私としても偏見にならないようにと気をつけてホメオパシーを調べてきました。
しかしどうしてもホメオパシーが効くという根拠が見つからないんですよね。

個人の体験談ならいくらでも見つかりました。
しかしいわゆる三た論法で、信頼に足るものにはなりません。

三た論法・・・「治療した・治った・治療効果があった」の三段論法での宣伝方法。しかしそれがプラセボ効果なのか、たまたまそのタイミングで治っただけなのか、どのくらいの頻度で起こるものなのか(もしかしたら1億人に1人なのかも知れない)かが分からないため、効果の検証には役に立たない。

これを書いた記者がやっているブログでも、ホメオパシーについて意見交換がされています。
そこにはホメオパシーを擁護する意見もたまにあるのですが、全て説得力にかけるものばかりです。
また某ホメオパシー団体の人も「徹底的に議論する」と書き込みながらも、ずっと先送りにして説明をしていない状態です。
そこで本当に納得のいく説明がされれば、このブログでも紹介したいと思いますが。

このような記事を紹介することで、少しでもホメオパシーの現状を知る人が増えればと思います。

写真家エバレット・ブラウン氏のスライド上映会&トークライブ

知り合いが面白そうなイベントを主催するそうです。
日本文化、報道、写真、マクロビなどに興味があるのなら、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
もちろん私も参加する予定です♪


↓↓以下引用文↓↓

来週土曜、8月21日に報道写真家として国際的に活躍している、
アメリカ人写真家エバレット・ブラウン氏が来熊されます。
新聞・雑誌(Time, Newsweek, The New York Times,)等に数多くの
写真を掲載している写真家ですが、彼が撮影した心打つ素敵な
スライド写真を見ながらのトークライブをします。

かつて日本文化を世界へ知らしめたかつてのフェノロサのように、
日本文化を深く理解した写真家です。奥様はマクロビオティック料理
研究家の中島デコさん!マクロビの話や彼らの住むブラウンズフィールド
の話もしてもらいます。
熊本県立大と小国のTAO塾でスライド上映会&トークライブ
そして交流会を企画しています。大変貴重な機会ですので
是非ご参加下さい!



スライド上映会&トークライブ「日本力」


○人呼んで現代のフェノロサ! 日本人よりディープな日本を知る異人!
○奥様は魔女?マクロビオティック料理研究家の中島デコさん!マクロビの話も!
○「知の巨人」と呼ばれるベストセラー作家松岡正剛も脱帽した鋭い洞察力!

○彼の撮影した素敵な写真のスライドショー!存在感ある湿版写真も!
○「引き算の美・セレンディピティ・日本の性文化・コスプレ・宮崎駿と古神道」
○寺子屋TAO塾代表 波多野毅VSエバレットブラウン 「日本人力とは?」

松岡:「日本と他の地域の文化や民族と比べると一番の違いは?」
エバレット:「日本人は温泉のようにポカポカしているという事です。」


日時  2010年8月21日(土曜)13時~15時 
場所  熊本県立大学 講義棟2号館3F小講義室4
参加費 千円(お茶付)

日時  2010年8月21日(土曜)19時~
場所  寺子屋TAO塾(阿蘇郡小国町宮原908-4小国産交バスビル1F)
参加費 二千円(食事付)
宿泊希望の方は予めご予約下さい。wildoats@bronze.ocn.ne.jp


問合せ・お申込は TAO塾 0967(46)3913 wildoats@bronze.ocn.ne.jpまで


講師プロフィール

エバレット・ブラウン(Everett Kennedy Brown)
1959年、アメリカのWashington D.C.生まれ。epa通信社日本支局長。
ブラウンズフィールド代表。『Kyoto Journal』寄稿編集者。
1988年から日本定住。Time誌、Newsweek誌、ニューヨーク・タイムズ、
ロンドン・タイムズ、Le Monde紙など国内外の主要なメディアで定期的に
作品を発表している。筆書に『ガングロガールズ』『俺たちのニッポン』
『生きてるだけで、いいんじゃない』妻共作『日本力』松岡正剛共作ほか多数。

「ホメオパシー」トラブルも 日本助産師会が実態調査

また朝日新聞がホメオパシーについて取り上げていました。
「ホメオパシー」と呼ばれる代替療法が助産師の間で広がり、トラブルも起きている。
(中略)
ホメオパシーをめぐっては英国の議会下院委員会が2月、「国民保健サービスの適用をやめるべきだ。根拠無しに効能を表示することも認めるべきではない」な どとする勧告をまとめた。薬が効いていなくても心理的な効果で改善する「偽薬効果」以上の効能がある証拠がないからという。

※元記事を見たい方はこちら。

こういう問題提起をしていくことで、ホメオパシーの実態を知る人が増えることを望みます。

ホメオパシー救急病棟

またまたホメオパシー関連。
素晴らしいパロディー動画がアップされていました


ホメオパシーでやっていることは、つまりこういう事なんですよね。

問われる真偽 ホメオパシー療法

ちょうど昨日のニセ心理学にも関連するニュースがありました。
気が遠くなるほど薄めた「毒」を飲むことで病気を治す、という欧州生まれの代替医療ホメオパシーが「害のない自然な療法」と日本でも女性層を中心に人気が 高まりつつある。だが、この療法が公的医療の一角を占める英国は今年、議会委員会がその効果を全面否定、公的医療から外すよう政府に勧告した。日本でも裁 判が起こされるなど、その効果を巡ってホメオパシーは批判対象にもなってきている。


※元記事を見たい方はこちら。

ホメオパシーについては過去にもこのブログで取り上げました。
昨日も書いたとおり世の中には様々な情報がありますから、その真偽を検証する能力が必要になります。
そしてホメオパシーについては現状、プラセボ以上の効果はないというのが論文を厳密に検証して出された結果です。

個人が思想や信教の自由の範囲内で、自分だけでホメオパシーをしていくぶんには文句はありません。
そこまで制限するのなら、「おみくじが当たることを実証しないと置いてはいけない」とか、「お守りの効果が統計的に有意でなければ販売してはいけない」ということにもなりますから。

「鰯の頭も信心から」と言うように、そこまで合理的に生きれないのも人間というものです。

ただし、ホメオパシーは医療分野に直に関連し、その有効性が正確に伝えられないままに広がってしまっています。
そのことで不利益を被っている人も事実いるのですから、正しい情報を発信していかなければなりません。

私も代替療法の団体に身を置くものとして、何が有効で何が有効でないか、それを発信してく必要性を感じています。
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プロフィール

enju3946

Author:enju3946
 実学の視点からスピリチュアルを大切にしている臨床心理士。熊本市に在住ながら、仕事やドライブで熊本県を動きまわっています。これまでに児童養護施設、こども家庭支援センター、スクールカウンセラー、専門学校の非常勤講師、病院、若者サポートステーション、刑務所と、様々な職場で働いてきています。

 私にとって不毛な議論をするつもりはないので、スピリチュアルが苦手な方は価値観の一つとしてお読みください。
 私自身それを絶対化して人に強制するつもりはありません。

熊本代替療法研究会 会員

熊本県臨床心理士会 会員

心理系学会への入会は多数。

パソコン関係、カメラが趣味。

CLANNADは人生。

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